「糸」のカバー曲まとめ/なぜ多くの歌手にカバーされるのか

中島みゆきの名曲「糸」。

この曲程、世代やジャンルを超えて多くの歌手に歌い継がれてきた楽曲はありません。

この「糸」は、1992年に発表した20作目のアルバム「EAST AJIA」の中に収録されています。

なんと、今から34年前の楽曲です。

後の1998年にはシングルリリースされています。

2004年にはMr.childrenの桜井和寿と音楽プロデューサーの小林武史が中心となって結成されたBank Bandが初めてカバーし、それがTVのCMなどで流れ一気にブレークしました。

そして2020年公開の菅田将暉と小松菜奈主演の映画「糸」は、中島みゆきの名曲「糸」の世界観をモチーフに描かれた作品です。

発売から長い年月が経った今も、TV・結婚式・映画・ドラマなど、さまざまな場面で耳にする「糸」。

なぜこれほどまでに、多くの歌手がこの曲をカバーし続けるのでしょうか?

今回は「糸」の代表的なカバー曲を振り返りながら、その理由を考えてみたいと思います。

「糸」は時代を超えて歌われる楽曲

「糸」は、恋愛の歌でありながら、それだけにとどまらない不思議な力を持っています。

人と人との出会い、別れ、偶然と必然。

聴く人の立場や年齢によって意味が変わって聞こえる楽曲です。

だからこそ、歌う人が変われば全く違う表情を見せてくれます。

「糸」の主なカバー曲まとめ

Bank Band(桜井和寿)

先述した通り、「糸」のカバーと言えばまずはBank Band版ではないでしょうか。

原曲の世界観を大切にしながらも優しく語りかけるような魂の歌声が印象的で、多くの人に「糸」を広く知らしめた存在です。

この桜井さんの歌声を聴き、感極まり涙する人も多くいたのではないでしょうか。

福山雅治

低く落ち着いた甘い歌声の「糸」は、大人の人生観を感じさせます。

福山雅治さんの優しさが滲み出ているようで、一言一言が心に沁みます。

特にアコースティックギターの弾き語りは、グッと心掴まれ涙が出てきます。

是非ギター弾き語りを聴いてみてください。

クリス・ハート

圧倒的な歌唱力と美しい歌声で感情をストレートに伝えてきます。

サビに向かって高まる想いは、聴き手の胸を強く揺さぶります。

心の奥底まで響き渡る歌声は、やはり涙を誘います。

Aimer(エメ)

儚さと芯の強さを併せ持つ歌声が、「糸」の持つ孤独感や希望を際立たせます。

静かに落ち着いた歌声なのに、深く染み込むカバーです。

是非、卒業式で流して欲しい歌声です。

JUJU

JUJU独特の艶っぽく甘い歌声が、人生の酸いも甘いも知った人の視点で歌われているよう。

人との縁そのものを語りかけているように感じられると共に、大人の色香も漂います。

ToshI

トシのコメントをご紹介します。

シンプルで飾らない真っすぐな言葉、そして胸に染み入る叙情的なメロディーが、世代を超えた多くの方々の共感を呼び起こし胸を打つ、日本代表する名曲です。

「逢うべき糸に出逢えることを人は仕合せと呼びます」 作詞作曲 中島みゆき

という歌詞が特に好きだと話し、

巡り合わせの奇跡という意味を持つとされる ”仕合せ” という漢字を当てることで、何か深い感情が思いっきり揺さぶられ、喉元が熱くなるほどの感動が込み上げます。

とにかく難しかった。シンプルな分、どのようにこの歌を表現するか、本当に難しかったです。憧れの中島みゆきさんの、日本中の誰もが知るほどの名曲。”仕合せ” への感謝をどのように歌声に静かに込められるか、そんな想いに忠実に歌わせていただきました。

オリコンニュースより抜粋

と込めた心情を語っています。

この他にも、MISIA、島津亜矢、家入レオなど、148名のアーティストにカバーされ、それぞれの色の「糸」が歌われています。

なぜ「糸」はこれほどまでにカバーされるのか

歌詞が「聴く人の人生」に寄り添うから

縦の糸はあなた

横の糸は私                    作詞作曲 中島みゆき

この歌詞に、聴く手それぞれが自分の経験や大切な人と重ね合わせる。

恋人、夫婦、友達、家族、結婚、別れ、再開。

どんな場面にも当てはまる普遍性が、歌い手の心を動かすのだろう。

メロディがシンプルで奥深い

派手な転調や技巧に頼らず、素直な旋律で構成されているため、歌い手の個性や感情がそのまま表出されます。

だからこそ、歌手ごとの「糸」が生まれ、それぞれが新鮮に聴こえるのです。

歌い手の「人生」が反映される

年齢や経験を重ねるほど歌い方が変わってくるものです。

同じ歌手が歌っても、数年後には全く違う印象になることも珍しくありません。

「糸」は、歌手自身の人生を映し出す鏡のような楽曲なのかもしれません。

カバーされ続けることで生き続ける名曲

名曲とは、完成されたまま止まるものではなく、人の手によって何度も解釈され更新されていくもの。

「糸」は、歌い継がれることで今も生き続けています。

そしてこれからも、きっと新しい「糸」が紡がれていくのでしょう。

あなたにとっての「糸」は、誰が歌う一曲でしょうか。

 

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