「卒業写真」のカバー曲まとめ/なぜ多くの歌手に歌われ続けるのか

多くの女性男性アーティストに歌い継がれる名曲「卒業写真」

この曲は数多くの“卒業ソング”がある中、世代を超えて愛されつづけている楽曲だ。

1975年に荒井由実(現・松任谷由実)が発表したアルバム『COBALT HOUR』の中に収録された名曲だ。

もともとは同時リリースされたハイ・ファイ・セットのデビューシングルとして書き下ろされたが、今では男女問わず多くの歌手がカバーしている。

聴き手の多くは自身の学生時代の恋愛の記憶と重ね合わせて聴いてきたことだろう。

現に私がそうだった。

しかし、この曲の歌詞に登場する“あの人”とは異性の恋人や同級生ではなく、東京芸術大学への進学を目指していた高校時代に通った美術教室の女教師だったという。

後にユーミンは、多摩美術大学に進学している。

卒業シーズンになると、必ず耳にする「卒業写真」。

なぜ「卒業写真」はこれほどまでにカバーされ続けるのでしょうか?

「卒業写真」はなぜカバーされ続けるのでしょうか

多くのアーティストがカバーしていますが、ほんの一部を紹介します。

ハイ・ファイ・セット/ ボーカルの澄んだ歌声が、とても優しくすーっと心に沁みわたります。万人に好かれる歌声で、とても素敵です。

浜崎あゆみ/ かの有名な日本の歌姫だからか、もう浜崎あゆみの歌になっていますね。光景があゆの色に染まっているように見えます。

ケイコ・リー(ジャズカバー)/ 少し低音の歌声でピアノのリズムに合わせたジャズテンポな歌唱がとても素敵です。英語バージョンもあるので是非聴いて欲しい。艶やかな大人の女性を感じるとてもかっこいい「卒業写真」です。

今井美樹/ 柔らかな歌声がとても心に沁みます。他のユーミンの曲の歌声も聴いてみたくなります。

岡野昭仁(ポルノグラフィティ)/ 少し明るめにはじけたポップなメロディーに仕上がっていて、ポルノグラフィティっぽくアレンジされていてかっこいいです。

いきものがたり/ いきものがたりが歌うと現役学生にとても刺さるのではないでしょうか。まるで平成または令和に生まれた楽曲のようです。

槇原敬之/ 伸びやかなまっきーの歌声とアレンジされているポップなリズムがとても素敵です。爽やかだが哀愁ただよう「卒業写真」です。

このように「卒業写真」は卒業という人生の節目をテーマにしながらも、歌い手の色が入りやすい余白がある点もカバー曲として選ばれ続ける理由でしょう。

スローテンポな曲のため、歌い手の表現の幅が広がりやすく個性が自然に表れます。

歌詞の中に描かれているのは、写真時間の経過過去を振り返る気持ち、といったとてもシンプルな構成。

だからこそ、歌い手それぞれが自分の経験や記憶、感情を重ねやすいのです。

松任谷由美(荒井由実)だから生まれた普遍性

「卒業写真」は荒井由実時代に生まれ、後に松任谷由美としてのキャリアへと繋がる重要な楽曲でもあります。

ユーミンの楽曲には、個人的な体験でありながら誰の人生にも当てはまるような普遍性があります。

「卒業写真」もまた、特定の誰かの物語ではなく聴く人それぞれの卒業を映し出す歌として存在します。

その普遍性が、時代を超えてカバー曲として選ばれ続ける理由なのでしょう。

卒業シーズンに聴きたくなる理由

この曲は、卒業式のものを描いているわけではありません。

人ごみに流されて

変わってゆく私を

あなたは ときどき

遠くで しかって              「卒業写真」歌詞 松任谷由美

少し考察してみると、

大人になっていく過程で、社会に揉まれ自分を見失うこともあるだろう。

壁にぶつかり夢を諦めかける又は、諦めてしまったこともあるだろう。

そんな自分を叱ってほしい。

聴き手に「どんなことがあっても、自分を見失わず自分らしく生きて」というようなメッセージが込められているように思う。

人生の岐路に立たされた時、そっと背中を押してくれる曲だ。

だから、卒業シーズンになると聴きたくなるのだろう。

まとめ/卒業写真が歌い継がれる理由

・歌い手の色が入りやすい余白のある楽曲

・どんな声質でも相性が良い

・松任谷由美(荒井由実)が生んだ普遍的な世界観

・卒業という人生の節目に寄り添うテーマ

これらが重なり合い、「卒業写真」は今もなお多くのアーティストのカバー曲として私達の前に現れ続けています。

卒業の季節、あなたの記憶と重ねながら是非さまざまな「卒業写真」を聴いてみてください。

 

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